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※2023/10/27加筆訂正
ひとつの都市伝説として、華頂博信は昭和天皇の戦争責任の身代わりで人質として渡米してウェストミンスターサクソン家でうんぬん、アンダーソンという名前となって云々、、、などという珍説があるが、戦後6年も経った昭和26年に渋谷の常磐松で養鶏をやりながら離婚スキャンダルに巻き込まれているのだから人質もクソもないだろう。人質ならGHQが来た昭和20年の時点で拘束されて連行されているはずだ。
華頂殿下も保江邦夫博士に苦笑されているが、下の動画はその保江邦夫博士が語った昭和天皇のご学友で元皇族のいとこの「アンダーソン」についての話。どう考えても整合性が取れていないし、100兆円とか金額もおかしいし、CIAができたのは1947年だし、もういろいろおかしいので話半分に聞いてほしい。保江先生は物理学でも数学でも超天才で白川家の伯家神道を継承していたりと、合気道とかもやっていてとにかく多才でものすごいお方ではあるのだが、いかせん妄想が激しいお方のようで「シリウス宇宙連合アシュター司令官vs.保江邦夫緊急指令対談」なんていうお笑い本を出版していたりと天才の裏返しでちょっと頭がイッちゃってるお方なのである。宇宙連合とか言ってる人はだいたい頭がおかしい人。だが改めて言っておくが保江博士は天才である。
ちなみに祭主の「ピーーー殿下」は、私の読唇術が正しければ今は亡き三笠宮殿下のことだろう。22:48の「ピーーーのおかげです」は「伏見宮のおかげです」だろう。この話のアンダーソンに該当する人物として、戦後渡米して生活した「元皇族」は華頂博信しかいないのも事実ではあるが、公式な系図上では当然昭和天皇のいとこではない。華頂殿下はこの点について含みをもたせた発言をされている。きっと隠された系図の線をご存知なのだろう。
※2023/10/27加筆訂正ここから
祭主は三笠宮崇仁親王ではなく、梨本隆夫でしたｗ
梨本隆夫は認知症があった旧皇族の梨本徳彦の養子となって梨本宮家に入り込んだ、皇族とは血縁のない人物です。（昔の名前は神林隆夫といい、山形で山伏をしていた） 「梨本宮記念財団」なる団体を主催し、菊花紋入りの名刺を使い、殿下と呼ばれ宮様のふりをしている人物。まるで誰かと一緒ｗ
梨本徳彦は久邇宮多嘉王の第三王子で皇族時代は久邇宮徳彦王といい、のちに臣籍降下して昭和天皇から龍田の性を賜り龍田徳彦伯爵となった。昭和41年に夫婦で故・梨本宮守正王の王妃、梨本伊都子の養子に入って梨本宮家の祭祀を継承した。
ニセ有栖川宮はあくまでも自称だったが、梨本隆夫は本物の旧皇族の戸籍を使用して旧宮家に入り込んだプロである。ニセ華頂殿下は梨本隆夫のように本物の戸籍は当然使えなかったようだｗ
まるで誰かさんを彷彿とさせるこの話っぷりｗ
竹田恒泰先生も注意喚起しておりますｗ
「梨本宮祭祀継承者」を名乗る男にご注意ください！ 外部から養子に入り込んだ人物です。
— 竹田恒泰 (@takenoma) 2023年9月26日
その名は「梨本隆夫」（旧姓:神林隆夫） https://t.co/RTOoearf19
その梨本隆夫が保江博士に吹き込んだ「ネタ」が元になっているのがこのお笑い本である。
と、まぁ普通に教養がある方なら一読して「ネタ本」と分かる内容ではあるが、オカルトバカはこういうのをまるごと信用してしまうのである。だいたい物理学の博士たる人物が「B−29爆撃機を昭和天皇が霊力で消した」とか言ってる時点でお察しだろうｗ 物質が「消失」すると莫大なエネルギーが放出されて、それこそB-29ほどの質量が「消失」すれば日本ごと、いや、地球ごと吹っ飛ぶのは保江博士なら当然ご存知のはずなのだがｗ 広島や長崎の原爆でさえ、実質1g未満の物質の「消失」であの惨状である。わかるよね？ E=mc2はバカでも聞いたことくらいあるだろう。物質が「消失」することは通常時ではありえないが、核分裂反応などで質量が減って実質消失したと同様のことが起こることがある。ただ、それは単純に消失したわけではもちろんなくて、質量が爆風や熱線などの衝撃波のエネルギーに変換されただけなのである。
そもそもウェストサクソン家って何？ アンダーソン家って誰？って話。動画ではウェストミンスター家とか言ってるし、もう支離滅裂なわけ。アンダーソン家がそんなにセレブなら誰でも知ってるだろって話よ。結局、こういう話は落合莞爾と一緒で証拠を出さない（出せない） だからファンタジーと言われちゃうのよ。
「ネタ」の出どころが梨本隆夫ってだけでもう完全に何かの目的での「仕込みネタ」だって事がバレてしまっている。保江博士がこうやって拡散していることで、もう仕込みの目的は達成されたと言っていい。仕込みネタはこの先誰がどう使うかまでは分からないが、ニセ華頂殿下もこれにちゃっかり乗っかっていることは事実である。
※2023/10/27加筆訂正ここまで
少し本題からそれるが「昭和天皇のご学友で元皇族のいとこ」は興味深いので少し掘ってみよう。昭和天皇から見て「自分か嫁さんの父母の兄弟姉妹の子供」がいとこであるから、父方では大正天皇の兄弟はすべて夭逝しているのだから該当者がいない。奥さんの香淳皇后（久邇宮良子女王）から見ると父は久邇宮邦彦王、「くにひこ」と読まれてしまうが「くによし」である。その邦彦王の兄弟で子供がいる人物というと、賀陽宮邦憲王、梨本宮守正王、久邇宮家の多嘉王、朝香宮鳩彦王、東久邇宮稔彦王の5名。そのうち昭和天皇とほぼ同学年の人物を絞ると賀陽宮邦憲王の長男、陸軍中将の恒憲王だけだ。香淳皇后のいとこに間違いないが、皇籍離脱まで皇族だったので元皇族には当たらない。よってこの線はまったくの的はずれだろう。
しかし実は「昭和天皇のご学友で元皇族のいとこ」となると条件にピタリ合致する人物が一人いる。山階鳥類研究所でおなじみの山階宮芳麿王殿下である。大正9年に臣籍降下して山階芳麿侯爵となっている。
昭和天皇とは実母の範子を、香淳皇后とは継母の常子を通じての「ダブルいとこ」にあたる。文章だとわかりにくいが少し分解するとこうだ。
公爵 九条道孝が共通の祖父
【山階芳麿】＞【実母 範子】＞【妹 貞明皇后】＞【息子 昭和天皇】
公爵 島津忠義が共通の祖父
【山階芳麿】＞【継母 常子】＞【妹 俔子】＞【娘 香淳皇后】
生前の山階芳麿博士
https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/publication/pdf/ml_11_02.pdf
ただ、条件には合致しているというだけで、山階博士は当然ながら人質として米国に渡ったなどということはなく、日本で鳥類学の発展のために尽力され日々ご研究に邁進された。上皇陛下の娘の清子内親王が山階鳥類研究所で非常勤ながら研究員として勤務されていた時期もある。山階鳥類研究所は総裁に秋篠宮文仁親王殿下を推戴しており、皇室と深いつながりがある。
アンダーソンについては華頂殿下がライブで何度も質問に答える形でお話になっている。アーカイブではカットになっているのでここでは割愛する。結局答えは有耶無耶なままなのだが、このアンダーソンばなしの出どころは一体どこか？ 保江博士だったとしたら、保江博士が見た夢を現実と混同してしまったということだろう。この責任はシリウス宇宙連合アシュター司令官にある。
オリエントの専門家の三笠宮殿下が保江博士に一杯食わせた「ネタ」だったら笑うのだが。ちなみに三笠宮殿下は双子だったという説がある。wikiが詳しいので興味がある方はどうぞ。
アンダーソンについては落合莞爾先生との対談でも語られている。霞会館の系図を見ながらお話されているので、唇の動きと系図を対比させながらじっくり見ると真実が見えてくるのではないだろうか？
どう考えるかはあなた次第！
アンダーソンなんていませんｗ ニセ華頂が話に乗っかってるだけ
